デモンストレーションサイトでの活動2(培地貯蔵タンクの掃除・修繕)
今日から本格的にデモンストレーションサイトでの活動を開始します。
まずは、微細藻類を培養するのに不可欠な栄養の入った”培養液”を作ったり、貯蔵しておく培地タンクの設置・掃除・修繕を行いました。
上の写真の中央、上に積んであるのが培地タンクで、容量は200Lくらいあります。隔離期間中まったく運動をしていなかったので、これを下ろすだけでも骨が折れます。
培地タンクを確認したところ、内部にコケやカビが少し生えているようで、ホース類も一部カビが生えています。
微細藻類を培養する時には、これらのコケやカビが混入する”コンタミネーション”が発生すると、育てたい微細藻類ではなくそれらの生き物が増えてしまうことがあり、培地タンク内はきれいに保つ必要があります。
内部の徹底洗浄とホース類の取り換えを行うことにしました。
近くのDIYショップに買い物にいき早速ホースを購入しましたが、現地のお店の品ぞろえがとても良く、見たことないものがたくさんあり驚きました。
また、ホースバンドやコック、延長コード、そして漂白剤を無事購入しました(白い粉状で売ってました・・・。)。
早速漂白剤をタンク内の水に溶かし、丸一日放置し綺麗にしていきます。
適当な長さにホースを切っていきます(プトラ大学博士課程学生のクイーン君に切ってもらいます)。
紫外線や熱でカチカチになったホース類はヘアドライヤーで温めると取りやすいです。
漂白剤での洗浄後、取りきれてない汚れは手作業で磨いていきます。
よくすすいで見違えるほど綺麗になりました。