デモンストレーションサイトでの活動3(遠心分離機の設置)
今日はデモンストレーションサイトに超高速遠心分離機の設置を行いました。
培養後、回収された微細藻類はこの遠心機で脱水され、ペースト状になり医薬品原料や餌料・食品として利用されます。
まずは、遠心機を梱包から出していきます。
木材の箱に梱包されているので、箱を開けるのに四苦八苦、数百キロあるので箱から出すのに四苦八苦、現地のスタッフに助けてもらいました。
梱包の状態が良く、中からはぴかぴかの遠心機が出てきました。
梱包を綺麗に取り、設置場所を決めます。
設置場所が決まったら、機器が水平になるように水準器で測り、高さを調整します。
そして、日本語表記のボタン等はすべて英語表記に直していきます。
そして、内部の回転筒の組み立て、配線工事を行って試運転を行いました。
スイッチを入れるときちんと通電したのを確認、運転ボタンを押すが動きません・・・。
何やらエラーコードが出ているので制作会社に問い合わせたところ、「電圧不足」とのことでした。
マレーシアの電圧は時間帯等でも変動するそうで、測ってみたところ低く、別の電源で試したところエラーコードも消え、無事に動きました。
猛暑の中での作業で大変でしたが、勉強になる貴重な経験でした。
今週この遠心機の使い方の講習会を現地の教職員・学生さんに行います。
急いでマニュアルを作成します・・・。